■ 公開にあたってのご挨拶
当サイトは、当マンション「ライオンズマンション稲沢」の管理運営において、竣工以来33年間にわたり管理委託契約を締結してきた「株式会社大京アステージ」の業務実態に関し、重大な疑義および不適切な事例が多数判明したことを受け、広く社会に共有・報告する目的で開設されたものです。
■ 全国の皆様への共有の意義
本報告は、一マンション内の問題にとどまらず、全国の分譲マンションに共通する課題、すなわち、700万世帯・約1,600万人が暮らす集合住宅における「見えにくい管理会社の業務運営の実態」を問い直す契機となることを願っております。
安心・安全な住環境の維持に不可欠なはずの管理業務が、適正さを欠いた形で行われた
場合の影響は、単に契約上の瑕疵にとどまらず、住民の財産や生命の安全にも直結する
問題です。
■ 公開までの経緯と協議履歴
当該問題については、以下に掲載の【交渉・面談履歴一覧表】に示す通り、初期の発端である2023年10月10日・第32期10月定例理事会における出席・協議開始から始まり、約2年間弱にわたる長期的なやり取り・是正要請・事実調査・再通知・社長面談要請など、あらゆる対話的プロセスを経てまいりました。その中で、大京アステージおよびそのグループ会社との交渉は、形式上の回答や責任回避に終始し、実質的な是正や誠実な対応が得られなかったことから、今回の情報公開に至った次第です。
■ 問題は一管理組合では解決できない構造的なもの
本件のように、管理会社による疑義行為・不法行為を、一個人(理事長)または一管理組合の努力だけで是正することは、非常に困難である現実があります。
なぜなら、相手は法的知見・組織力・情報優位性を有する「企業体」であり、住民側が一方的に不利益を被り続ける構図が常態化しているからです。
■ すべての分譲マンション住民・管理組合の皆様へ
今後、当サイトにおいて公開している事実・資料・通知書類等が、少しでも皆様の管理組合運営や管理会社との契約実務において、具体的な参考や抑止力となることを願ってやみません。
住民自身が情報を持ち、声を上げ、監視と自律を保つことこそが、本来の「集合住宅の住民自治」の実現につながる第一歩であると、私たちは確信しています。
2025年5月19日
ライオンズマンション稲沢管理組合
第33期 理事長 長谷川 進