「管理の闇」との戦いへ

ライオンズマンション稲沢管理組合が直面した重大な管理会社による不正行為や不誠実対応の全容を明らかにし、全国で同様の課題に苦しむマンション管理組合・区分所有者の皆様に対し、実態共有と問題提起を行うことを目的としています。

この記録は、一管理組合の内部問題にとどまらず、700万世帯・1,600万人が暮らす日本の集合住宅全体に共通する「構造的なブラックボックス」としての管理業務の実態を社会に問い直すための公益的資料です。

本ページを通じて、管理会社との関係に悩む多くの住民や理事会関係者が、適切な判断・行動の一助となることを目指しています。併せて、法的・制度的改革を求める声の広がりを後押しし、公正なマンション管理の実現に資する社会的機運の醸成を図るものです。

2025年5月19日
ライオンズマンション稲沢管理組合
第33期 理事長 長谷川 進

大京アステージ親会社 オリックス社長へ正式な調査を申し入れ、その後大京アステージ事業管理部コンプライアンス課と交渉開始

大京アステージ事業管理部コンプライアンス課と交渉・折衝がスタート

こうした状況を受け、2024年4月11日大京アステージ親会社のオリックス社長へ正式な調査等の申入れを行いました。その後、同年4月17日大京アステージ事業管理部コンプライアンス課より連絡が入り、今日まで交渉・折衝して参りました。

大京アステージ真島吉丸社長へ直接の対話と説明責任を求める正式な申入書を提出

2025年5月8日株式会社大京アステージの代表取締役社長・真島吉丸氏に対し、直接の対話と説明責任を求める正式な申入書を提出しました。内容は、住民の声を踏まえた管理実態への説明責任と、経営責任者としての対話対応を求めるものでした。 しかし同社は、「社長との面談は行わない」「社長本人からの電話・連絡は行わない」 と明記し、さらに「社長の代理人からの連絡も控える」との回答を行いました。このような企業姿勢は、分譲マンション住民との契約関係を軽視した、極めて不誠実な ものと当管理組合は受け止めています。

大京アステージとの交渉・面談履歴一覧

ご参考にしていただきたく、大京アステージとの交渉・面談履歴一覧を下記の通り添付します。

※ 大京アステージとの面談および交渉の経緯につきましては、事実関係をご確認いただけるよう、実際のやり取りに基づく正式な書類等を公開しております。

大京アステージ真島吉丸社長への正式な申入書を提出後の企業対応について

大京アステージ真島社長との面談を正式に申し入れたにもかかわらず、真島社長によるその後の企業対応につきましては、誠に遺憾ながら、誠意ある企業対応とは到底受け取ることができず、大京アステージの企業姿勢に対して強い憤りを禁じ得ません。

とりわけ、管理組合からの正式な申入書を経たうえでの協議要請に対し、一貫して形式的・画一的な文面対応に終始されている点は、管理業務を担う事業者としての責任感や説明責任の観点から、極めて不適切かつ不誠実な対応であると受け止めております。

またこのような企業姿勢は、約700万世帯・1,600万人が暮らす全国の分譲マンションにとっての「警鐘」でもあります。管理会社が問題発生時に「現場任せ・責任回避・対話拒否」に終始するようでは、住民は安心して管理を委託することができません。

今般の一連の経緯を踏まえ、大京アステージ真島社長には引き続き、真摯なご再考とご対応を強く求める所存です。

再最終通告(2025年5月27日)以降の目的と対応について

再最終通告書提出以降の目的(日本社会全体の公益に貢献するために)

この問題は一マンションに限ったものではなく、全国の分譲マンションに共通する課題であり、いわば「構造的なブラックボックス問題」の象徴です。すなわち、約700万世帯・1,600万人が暮らす集合住宅における「見えにくい管理会社の業務運営の実態」を問い直す契機とし、ひいては日本社会全体の公益に資する取り組みと位置づけています。

その後の対応(公益を追求するために)

大京アステージとの面談・交渉履歴について

私たちライオンズマンション稲沢管理組合は、2023年10月10日に開催された第32期10月定例理事会において、「大京アステージによる偽装工事(案件No.1)」をめぐる重大な疑義について、約4時間にわたり追及を行いました。この問題提起を皮切りに、以降約2年弱にわたり、同社の不誠実かつ不正と見られる対応に対し、是正を強く求めてまいりました。

しかしながら、大京アステージの対応は、形式的な回答の繰り返し、説明責任の回避、住民意思の軽視といった企業体質を浮き彫りにするものであり、誠に遺憾なものでした。

たとえば、2025年3月7日に開催された第1回面談(喫茶屋らんぷ下津店、14:10~16:10)では、同社の辰己支店長、肥川副支店長、藤高リーダーの三名が出席されました。冒頭、肥川副支店長より次のような説明がありました。

「以前、長谷川様からの書面照会には書面で回答するとお伝えしておりましたが、今後は社の方針として、書面による回答は行わず、口頭での面談対応とさせていただきます。」

この発言を受け、私は強い衝撃と失望を覚えたことを今でも鮮明に記憶しております。その後も、第2回・第3回と面談を重ねましたが、同様の姿勢が一貫して継続されました。

こうした交渉・折衝の過程で、私はある確信に至るようになりました。それは、当マンションだけの問題にとどまらず、このような状況は、全国の分譲マンションの多くで共通する「管理会社による構造的な問題」であり、いわば「マンション管理のブラックボックス構造」の象徴ではないかということです。

すなわち、全国約700万世帯・1,600万人が暮らす集合住宅において、住民が安心して暮らすためには、管理会社の実態に対する監視と是正が不可欠であり、この問題は社会全体の公益にも関わるとの認識が私の中に芽生えてまいりました。

そして私は、覚悟を持って2025年5月23日、大京アステージ宛に最終通告書を送付いたしました。ところがその後に届いた同社からの再回答は、

「弊社社長との面談については、改めてご要望にお応えできない。」

という、過去と全く同様の内容でした。

このような経緯を受け、やむを得ず2025年5月27日付で「再最終通告書」を改めて送付する判断に至りました。

今後の経過および最新の対応状況については、当サイトにて順次ご報告してまいります。